2018年7月10日火曜日

J1チームのJリーグ功労賞予備軍

 来週に再開が迫ったJ1リーグ。ワールドカップの影響で、鬼のような過密日程を送った18チームだが、シーズン終了まで過密日程を戦うこととなる。
 そしてシーズン終了後に行われるJリーグアウォーズ。そこで毎年複数の引退選手に贈られる『功労賞選手賞』。これに関しては今からでも予想出来るので、少し予想してみましょう。

 そもそも『功労賞とはなんぞや』と思う人もいますので、少しご紹介。(以下Jリーグ公式HPより抜粋)


  • 日本人選手選考基準
    原則として、以下の基準を満たし、Jリーグおよび日本サッカーの発展のために貢献をしたと認められる者を功労選手として表彰する。
    1. 所属クラブより推薦のあった者
    2. 次の大会の合計出場試合数が500試合以上の者
      [1]J1リーグ戦、リーグカップ戦(ルヴァンカップ)、J2リーグ戦、J3リーグ、天皇杯
      [2]その他Jリーグ公式戦※1
      [3]Jクラブが参加するFIFAおよびAFCの国際試合※2
      [4]日本代表の公式試合(国際Aマッチ)
      ※1 ただし、原則として上記[1]の大会に400試合以上に出場した者とする
      ※2 Jリーグ開幕前からJSLで活躍していた選手については別途評価する



  • 外国籍選手選考基準
    原則として、以下の基準を満たし、Jリーグおよび日本サッカーの発展ならびに海外においてJリーグの名を高めるなど、多大な貢献をしたと認められる者を功労選手として表彰する。
    1. 所属クラブより推薦のあった者
    2. 次の大会の合計出場試合数が200試合以上の者
      [1]J1リーグ戦、リーグカップ戦(ルヴァンカップ)、J2リーグ戦、J3リーグ、天皇杯
      [2]その他Jリーグ公式戦※1
      [3]Jクラブが参加するFIFAおよびAFCの国際試合※2
    3. 母国の代表選手として活躍した者


  •  ちなみに昨年の受賞者は市川大祐(藤枝)、大島秀夫(北九州)の2名。
    要するに、『引退した人の中から頑張った賞あげるよ』ってことです。

     「これ要るの?」という意見もあったりしますが、これでしばらくは、余程の事がない限りサッカーを職業にすることが出来るのも事実なので、選手からすれば一つの目標であることは変わりありません。

     当然ながら、条件を満たす選手は一握り。ただ歴代の受賞者を見ていると、500試合未満であるにも関わらず、功労賞を受賞している選手もいます(森岡隆三、波戸康広など)。ただ彼らの功績は賞に値するのは事実なので、その辺りは枠内でガッチリと決められた中で選出する、という訳では無いです。

     ということで、今年の受賞者を予想する前に、現在のJ1チーム所属選手で、功労賞予備軍を探してみます。

    出場試合のカウント方法は
    国内リーグ:18年5月の中断期間までのJ1,J2,J3出場試合数
    国内その他:Jリーグカップ:17年シーズンまでの試合数
          天皇杯:17年シーズンまでの試合数
     上記公式戦及び今回は【スーパーカップ(18年込)、J1・J2入れ替え戦、J2・J3入れ替え戦、J1昇格プレーオフ、Jリーグチャンピオンシップ等】を含めてのカウント。

    国際大会…ACL(前身含む)、CWC、スルガ銀行カップの現スケジュールにある国際大会に加え、現在は開催されていない
    ・パンパシフィックチャンピオンシップ(07~08年Jリーグカップ優勝チームが参加する国際大会)
    ・A3チャンピオンズカップ
     などの国際大会も今回はカウントします。尚国際大会は、Jリーグ所属時のみのカウントとなります。


     今シーズンのカップ戦・天皇杯の試合をカウントしないのは少し面倒くさいから(今カウントしたところであまり意味をなさない)っていう理由なんですが、そもそもこの賞そのものが、その辺りテキト(ry。ただし、上記カウント方法で500試合未満490試合以上の出場者に関してのみ、全試合カウントさせて頂きました。




    北海道コンサドーレ札幌
    DF 河合 竜二
    経歴:浦和→横浜FM
    国内リーグ:338
    国内その他:66
    国際大会:8
    合計出場試合数:412

     今シーズン未だ公式戦出場無し。現状では500試合出場はかなり厳しいが、キャプテンとして2つの異なるチームをまとめた功績を評価され、札幌だけでなく古巣の横浜F・マリノスからの推薦もあれば、功労選手に選ばれる可能性も。


    MF 兵藤 慎剛
    経歴:横浜FM
    日本代表経歴
    年代別:05年ワールドユース
    国内リーグ:311
    国内その他:88
    国際大会:5
    合計出場試合数:404

     早稲田大学から横浜F・マリノスに加入した2008年以降、2016年以外は公式戦30試合以上の出場を重ねるタフネスマン。A代表出場歴が無く、国際大会出場記録が2014年のACL5試合のみなので少ない印象。


    MF 稲本 潤一
    経歴:G大阪→アーセナル→フラム→ウエスト・ブロムウィッチ→カーディフ→ガラタサライ→フランクフルト→レンヌ→川崎
    個人受賞歴:ベストイレブン(00年)
    日本代表経歴
    年代別:99年ワールドユース、00年シドニー五輪
    アジアカップ:00年
    コンフェデレーションズカップ:01年、03年、05年
    ワールドカップ:02年、06年、10年
    国内リーグ:263
    国内その他:53
    国際大会:8
    日本代表:82
    合計試合数:406

     日本代表としての実績は輝かしいが、全盛期をヨーロッパで過ごした分、基準だけで見ればちょっと厳しい。チームとしてのタイトルも現段階では札幌でのJ2優勝のみで、その辺りも微妙。JFAが特別賞か何か渡すのであればこちらは対象外になるかも。


    MF 小野 伸二
    経歴:浦和→フェイエノールト→浦和→ボーフム→清水→ウエスタンシドニー
    個人受賞歴:新人王(98年)、ベストイレブン(98年)
          アジアユース選手権MVP(98年)
          アジア年間最優秀ユース選手賞(98年)
          ワールドユースベストイレブン(99年)
    日本代表経歴
    年代別:99年ワールドユース、04年アテネ五輪※OA枠
    アジアカップ:00年
    コンフェデレーションズカップ:01年
    ワールドカップ:98年、02年、06年
    国内リーグ:258
    国内その他:46
    国際大会:8
    日本代表:56
    合計出場試合数:368

     天才。浦和のリーグ初優勝、天皇杯制覇、ACL優勝と出場数は少ないがタイトル獲得に貢献していることに加え、清水でも天皇杯、カップ戦をそれぞれ準優勝。また稲本とは違いJリーガーとしてのワールドカップに出場しているので、受賞は間違いなさそう。


    ベガルタ仙台
    MF 富田 晋伍
    経歴:東京Vユース
    国内リーグ:368
    国内その他:53
    国際大会:4
    合計出場試合数:425

     都並が残した唯一の功績とも言われている、仙台一筋のハードワーカー。今シーズンもキャプテンとしてチームを牽引。J2歴が長かったことが影響してか、リーグ戦以外の出場数が少ない分少し微妙ではあるが、残り2年で500試合には到達予定。


    MF 菅井 直樹
    経歴:山形中央高校
    国内リーグ:388
    国内その他:45
    国際大会:2
    合計出場試合数:435

     近年は出場試合数を減らしており、今のペースだと移籍しない限りは厳しいか。富田同様にカップ戦の出場試合数が少なすぎる。天皇杯の出場も多くはないが、これはチームの伝統でよくジャイキ(ry。


    MF 関口 訓充
    経歴:仙台→浦和→C大阪
    国内リーグ:380
    国内その他:61
    国際大会:6
    日本代表:3
    合計出場試合数:450

     ベテランの域に達したドリブラー。浦和、セレッソと試合数が多いチームに移籍をしたのが功を奏したのか、残り約50試合と射程圏内。怪我さえなければまだまだ出来る。


    FW 石原 直樹
    経歴:湘南→大宮→広島→浦和
    国内リーグ:383
    国内その他:56
    国際大会:20
    合計出場試合数:459

     A代表歴が無いのが意外なストライカー。Jリーグ100ゴールも達成しているので、仮に試合数が到達しなくても受賞出来ないということは無いと思うが、一応の基準にはまだ達していない。っが、受賞は間違いないでしょう。


    鹿島アントラーズ
    DF 西 大伍
    経歴:札幌→新潟
    個人受賞歴:ベストイレブン(17年)
    国内リーグ:308
    国内その他:65
    国際大会:21
    日本代表:1
    合計出場試合数:396

     鹿島で最も候補に近いのが西。山本修斗が300試合に達していなかったのは少し意外だった。今シーズンは怪我及び内田篤人の加入で出場機会が限られているが、昨年のパフォーマンスを取り戻さないと、鹿島がかなり厳しい状況に陥りそう。



    浦和レッズ
    DF 槙野 智章
    経歴:広島→ケルン
    個人受賞歴:ベストイレブン(10年、15~16年)、フェアプレー賞(10年)
    日本代表経歴
    年代別:07年U-20ワールドカップ
    ワールドカップ:18年
    国内リーグ:333
    国内その他:55
    国際大会:39
    日本代表:33
    合計出場試合数:460

     代表での大きな国際大会は11年ぶりだった、今回のワールドカップ。過去2大会のみならず、アジアカップでも直前にコンディションを崩していただけに、悲願の本大会出場だったのかもしれない。残り試合や現状のパフォーマンスを見る限り、基準試合数は余裕。


    DF 平川 忠亮
    経歴:筑波大
    国内リーグ:334
    国内その他:95
    国際大会:25
    合計出場試合数:454

     浦和一筋のスピードスターも、近年は宇賀神などの台頭や、怪我で出場機会が限られている。両サイドをこなすだけに、選手としての需要はまだまだありそうだが、果たして今後どのようなキャリアを描くのか。


    DF 森脇 良太
    経歴:広島→愛媛FC→広島
    日本代表経歴
    アジアカップ:11年
    国内リーグ:376
    国内その他:56
    国際大会:33
    日本代表:3
    合計出場試合数:468

     3バック属性の強い選手の為、起用法が難しい選手ではあるが、ミシャ式を支えたサイドバックであるのは間違いない。今シーズンのリーグ戦出場は1試合のみ。オリヴェイラの構想に入っているかどうかは微妙なライン…?



    FW 李 忠成
    経歴:FC東京→柏→広島→サウサンプトン→FC東京→サウサンプトン
    日本代表経歴
    年代別:08年北京五輪
    アジアカップ:11年
    国内リーグ:309
    国内その他:64
    国際大会:26
    日本代表:11
    合計出場試合数:410

     アジアカップ決勝、16年カップ戦決勝など持ってるFW。選手層の厚いチームに在籍している分、30歳前後で主力としてプレーする時間が伸びなかったのが影響してか、基準試合数にはあと数年掛かりそう。



    柏レイソル
    MF 栗澤 僚一
    経歴:FC東京
    国内リーグ:296
    国内その他:80
    国際大会:20
    合計出場試合数:396

     ベテランの域に達した運動量豊富なボランチ。若手選手の台頭もあって、主にカップ戦での出場が増えており、残り約100試合を柏で到達するにはもう一花咲かせる必要がある。



    FC東京
    DF 森重 真人
    経歴:大分
    個人受賞歴:ベストイレブン(13~16年)
    日本代表経歴
    年代別代表:07年U-20ワールドカップ、08年北京五輪
    ワールドカップ:14年
    アジアカップ:15年
    国内リーグ:316
    国内その他:57
    国際大会:19
    日本代表:41
    合計出場試合数:433

     プロ2年目からレギュラーに定着。もっと試合数をこなしている印象はあったが、現状でも功労賞は間違いなさそう。31歳と年齢も若く、FC東京を10年近く支えるセンターバックとして今後も試合数を増やし続けそう。


    MF 高萩 洋次郎
    経歴:広島→愛媛FC→広島→ウエスタンシドニー→FCソウル
    個人受賞歴:ベストイレブン(12年)
    国内リーグ:305
    国内その他:57
    国際大会:23
    日本代表:3
    合計出場試合数:388

     攻守でFC東京を操る司令塔。海外移籍が無ければもう少しカウントされていたが、海外移籍によって逞しさや強さを身に付けた。現在はボランチでプレーしているが、シャドーでプレーしていた広島時代を含め、J1リーグでの得点数が23ゴールとやや物足りなさも。


    MF 梶山 陽平
    経歴:パナシナイコス→FC東京→大分
    日本代表経歴
    年代別:05年ワールドユース、08年北京五輪
    国内リーグ:315
    国内その他:80
    国際大会:5
    合計出場試合数:400

     天才と言われたレジスタも、近年は怪我や若手の台頭で出場機会が徐々に減少している。元々稼働率が高い選手ではなく、意外にもA代表経歴が無い選手ではあるが、高校3年生からトップチームに帯同していたこともあっての数字。残り約100試合をFC東京で達成出来るのか。



    川崎フロンターレ
     候補者なし。最も近い選手は家長昭博で、残り約150試合以上は必要。それ以外の選手だと斎藤学が残り約200試合。他は大卒選手が多いので、年齢やキャリアの割には…という選手がかなりいる。



    横浜F・マリノス
    DF 栗原 勇蔵
    経歴:横浜FMユース
    日本代表経歴
    年代別代表:03年ワールドユース
    コンフェデレーションズカップ:13年
    国内リーグ:313
    国内その他:110
    国際大会:18
    日本代表:20
    合計出場試合数:461

     チーム事情もあり、徐々にリーグ戦の出場機会が減っているエアバトラー。スピード面の衰えが隠せない中で、今年は更にDFラインを高く設定するチーム事情もあってか、第3CBも金井貢史が務めている。1シーズンをフルで戦えば実現可能な数字だが果たして。



    湘南ベルマーレ
    MF ミキッチ
    経歴:広島
    国内リーグ:227
    国内その他:33
    国際大会:12
    合計出場試合数:272

     負傷が少し多い選手の為、リーグ戦全試合出場は10年間で無し、30試合以上出場も2回だけ、カップ戦に至っては18試合しか出場しておらず、稼働率としては正直なところ微妙。それでもスピードと豊富な運動量で広島の黄金期を支えたのは事実。



    清水エスパルス
    GK 西部 洋平
    経歴:浦和→鹿島→清水→湘南→川崎
    国内リーグ:349
    国内その他:87
    国際大会:8
    合計出場試合数:444

     身体能力に頼ったプレーが多く、安定感が無かったが、年齢を重ねるごとに安定したプレーを見せた。川崎移籍後は怪我が多くなり、昨年は18年ぶりに公式戦出場が無かった。今シーズンも未だ出場機会は無い。


    MF 兵働 昭弘
    経歴:清水→柏→千葉→大分→水戸→甲府
    国内リーグ:371
    国内その他:72
    国際大会:1
    合計出場試合数:442

     精度の高い左足を武器に、各クラブで司令塔として活躍。今シーズン復帰した清水は、メンバーを固定して戦っているのでカップ戦での出場がメインだが、昨年の甲府での試合を観る限り、まだまだ左足は錆びついていない。



    ジュビロ磐田
    DF 大井 健太郎
    経歴:磐田→湘南→新潟
    国内リーグ:304
    国内その他:54
    国際大会:4
    合計出場試合数:362
     
     若手の頃は選手層の厚さもあって出場機会は限られ、レギュラーとして活躍し始めたのは湘南移籍後。以降3チームでキャプテンとして活躍。33歳の昨シーズン、初めてJリーグ優秀選手賞を受賞し、遅咲き選手として現在の磐田を支えている。


    DF 藤田 義明
    経歴:千葉→大分→磐田
    国内リーグ:304
    国内その他:64
    国際大会:4
    合計出場試合数:372

     ボランチ、センターバック、大分時代では両サイドをこなすユーティリティー性を評価されて、様々な監督から重宝される守備職人。スピード面での衰えは隠せない分、対人プレーとビルドアップで貢献したいところ。


    MF 太田 吉彰
    経歴:磐田→仙台
    日本代表経歴
    アジアカップ:07年
    国内リーグ:349
    国内その他:79
    国際大会:10
    日本代表:0
    合計出場試合数:438

     出場キャップ無しながらもアジアカップ選出や、仙台移籍の経緯など、何かとネタを提供してくれたサイドアタッカー。開幕スタメンを飾りつつも、システム変更などもあり出場機会が減少している。もう一花咲かすことは出来るか。



    名古屋グランパスエイト
     候補者無し。最も近い選手が300試合間近の長谷川アーリアジャスールか。



    ガンバ大阪
    MF 倉田 秋
    経歴:G大阪→千葉→C大阪
    国内リーグ:284
    国内その他:55
    国際大会:37
    日本代表:9
    合計出場試合数:385

     主力として活躍し始めて以降、怪我が少ない選手としても評価。キャリアで2桁得点を記録したシーズンがC大阪在籍時の11年、3冠獲得時の14年だけというのは意外だが、今のペースだと2021年の33歳で基準試合数をクリアする。


    MF 藤本 淳吾
    経歴:清水→名古屋→横浜FM
    個人受賞歴:新人王(06年)、ベストイレブン(10~11年)
    日本代表経歴
    アジアカップ:11年
    国内リーグ:319
    国内その他:82
    国際大会:20
    日本代表:13
    合計出場試合数:434

     名門クラブを渡り歩くレフティ。日本人トップクラスのキック精度を持つだけに、代表キャリアが順風満帆といかなかったのは残念。今シーズンは大怪我からの復帰後にも関わらず、主力として出場。経歴だけでも功労賞受賞は有り得るが、クラブからの推薦等を考えると基準試合数は満たしたいところ。



    セレッソ大阪
    GK キム・ジンヒョン
    経歴:東国大学(韓国)
    韓国代表経歴※アマチュア所属時を除く
    アジアカップ:11年、15年
    ワールドカップ:18年
    国内リーグ:308
    国内その他:41
    国際大会:17
    韓国代表:15
    合計出場試合数:381

     受賞基準のみならず、功績をみても文句無しだが、本人が母国でのプレーを希望しているところもある。そうなった場合は快く送り出すしか無いような数字を残していると、改めて実感。


    FW 柿谷 曜一朗
    経歴:C大阪→徳島→C大阪→バーゼル
    個人受賞歴:ベストイレブン(13年)、フェアプレー賞(13年、17年)
    日本代表経歴
    ワールドカップ:14年
    国内リーグ:311
    国内その他:34
    国際大会:8
    日本代表:18
    合計出場試合数:371

     まぁ、せやろな。というような試合数を残しているジーニアス。ただ出場試合数が一桁だったシーズンは、ルーキーイヤー(当時16歳)の2006年のみ。それを考慮すると、1年半の欧州移籍があったとはいえ物足りなさは感じてしまう。



    ヴィッセル神戸
    DF 北本 久仁衛
    経歴:奈良育英高校
    国内リーグ:395
    国内その他:76
    国際大会:0
    合計出場試合数:471

     病を乗り越えた、神戸一筋不屈のDF。クラブからの推薦で受賞しそうだが、そうでなくても神戸が何かしらのポストを用意することは間違いないであろう功労者だ。


    DF 伊野波 正彦
    経歴:FC東京→鹿島→ハイドゥク・スピリト→鹿島→磐田
    日本代表経歴
    年代別:05年ワールドユース
    アジアカップ、07年、11年(優勝)
    コンフェデレーションズカップ:13年
    ワールドカップ:14年
    国内リーグ:294
    国内その他:53
    国際大会:16
    日本代表:21
    合計出場試合数:384

     ザッケローニも絶賛した身体能力を持つユーティリティープレーヤー。近年は怪我などもあって、絶対的なレギュラーとしてはあまり計算されていない。李忠成同様、アジアカップ2011優勝の立役者でもある。


    FW レアンドロ(※今夏東京ヴェルディへ完全移籍)
    経歴:大宮→山形→神戸→G大阪→アルサッド→アルラーヤン→G大阪→アルサッド→柏
    個人受賞歴:ACL得点王(2009年)、ベストイレブン(2016年)、得点王(2016年)
    国内リーグ:288
    国内その他:42
    国際大会:13
    合計出場試合数:343

     東京ヴェルディへ完全移籍。功労賞基準はクリアしているだろうが、果たして本人が引退時に、そのような賞に興味を示しているのかどうかも焦点にはなる。


    FW 渡邉 千真
    経歴:横浜FM→FC東京
    個人受賞歴:新人王(09年)
    国内リーグ:283
    国内その他:83
    国際大会:7
    日本代表:1
    合計出場試合数:374

     大きなインパクトを残したルーキーイヤー。その後は木村和司からの評価もあって出場数、得点数が伸び悩んだがFC東京移籍後は復調。現在までJ1通算88ゴールを挙げている。出場数は少ないが、100ゴールを記録すれば功労賞は間違いないだろう。



    サンフレッチェ広島
    DF 水本 裕貴
    経歴:千葉→G大阪→京都
    個人受賞歴:ベストイレブン(12年)、フェアプレー賞(14年、17年)
    日本代表経歴
    年代別:05年ワールドユース、08年北京五輪
    国内リーグ:387
    国内その他:72
    国際大会:28
    日本代表:7
    合計出場試合数:494

     18年7月10日までの、カップ戦出場記録を加味した上での記録。今シーズン中に500試合を記録することは間違いないだろう。


    DF 千葉 和彦
    経歴:新潟
    国内リーグ:338
    国内その他:76
    国際大会:21
    日本代表:1
    合計出場試合数:436

     足元の技術も評価され、新潟ではボランチも務めた。今シーズンは開幕戦で前半戦絶望となる怪我で離脱。その間に野上結貴がポジションを掴み、千葉自身ポジションが保証された選手でなくなったのは確か。巻き返しを図る。


    DF 丹羽 大輝
    経歴:G大阪→徳島→大宮→福岡→G大阪
    国内リーグ:304
    国内その他:48
    国際大会:17
    日本代表:2
    合計出場試合数:371

     様々なクラブで出場を重ねてきたが、30試合以上出場をしたシーズンが7シーズンのみということもあって、500試合にはもう少しの年月が必要。ガンバ大阪では長谷川体制を支えた。


    MF 青山 敏弘
    経歴:岡山作陽高校
    個人受賞歴:ベストイレブン(12~13年、15年)、MVP(15年)
    日本代表経歴
    ワールドカップ:14年
    国内リーグ:361
    国内その他:65
    国際大会:22
    日本代表:8
    合計出場試合数:456

     大怪我もあり出場数はまだ満たしていないが、3度のベストイレブンとMVP獲得経験もあるので、受賞は確実でしょう。



    サガン鳥栖
    DF 小林 祐三
    経歴:柏→横浜FM
    日本代表経歴
    年代別:05年ワールドユース
    国内リーグ:368
    国内その他:80
    国際大会:6
    合計出場試合数:454

     代表経歴はないが、どの監督からも重宝されるサイドバック。年代別代表に招集されていた頃はセンターバックとしてプレー。安定した守備で今後も出場機会を伸ばす。


    MF 谷口 博之
    経歴:川崎→横浜FM→柏
    個人受賞歴:ベストイレブン(06年)
    日本代表経歴
    年代別:2008年北京五輪
    国内リーグ:360
    国内その他:86
    国際大会:26
    合計出場試合数:472

     身体能力は高いが適性ポジションが掴めない、起用が難しい選手だったが、鳥栖移籍以降はセンターバックで開花。関塚体制の川崎、また尹体制後の鳥栖を支え、500試合は目前。


    FW 豊田 陽平
    経歴:名古屋→山形→京都→鳥栖→蔚山現代
    個人受賞歴:J2得点王(11年)、ベストイレブン(12年)、フェアプレー賞(14年)
    日本代表経歴
    年代別:08年北京五輪
    アジアカップ:15年
    国内リーグ:368
    国内その他:47
    国際大会:0
    日本代表:8
    合計出場試合数:423

     山形在籍時に五輪代表選出。名古屋、京都在籍時はチームに上手くフィットしなかったが、鳥栖で才能が開花。J1で5年連続2桁得点を記録、J1通算100ゴールを目前に迫った中で今夏ローン復帰。トーレス、イバルボとの共存で得点増を目指す。


    V・ファーレン長崎
    功労賞候補者無し

     徳永は加入時点で通算公式戦出場数が500試合以上を記録していたので、長崎での出場試合数は関係なく功労賞対象者に。徳永を除いた選手で最もJリーグ出場記録がある選手はチーム最年長の高杉亮太だが、功労賞基準までは約200試合あるので現実的には厳しいか。



     前述したように、500試合に出場してなくても受賞している人もいるので、一概には言えませんが、以上がJリーグ功労賞候補者です。そして以下選手が、J1所属クラブで既に受賞基準を満たしている選手です。


    GK
    菅野 孝憲(北海道コンサドーレ札幌)
    西川 周作(浦和レッズ)
    楢崎 正剛(名古屋グランパス)
    曽ヶ端 準(鹿島アントラーズ)
    林 卓人(サンフレッチェ広島)
    DF
    中澤 佑二(横浜F・マリノス)
    角田 誠(清水エスパルス)
    茂庭 照幸(セレッソ大阪)
    那須 大亮(ヴィッセル神戸)
    徳永 悠平(V・ファーレン長崎)
    MF
    梁 勇基(ベガルタ仙台)
    小笠原 満男(鹿島アントラーズ)
    柏木 陽介(浦和レッズ)
    阿部 勇樹(浦和レッズ)
    大谷 秀和(柏レイソル)
    中村 憲剛(川崎フロンターレ)
    中村 俊輔(ジュビロ磐田)
    遠藤 保仁(ガンバ大阪)
    今野 泰幸(ガンバ大阪)
    森崎 和幸(サンフレッチェ広島)
    高橋 義希(サガン鳥栖)
    FW
    興梠 慎三(浦和レッズ)
    前田 遼一(FC東京)
    大久保 嘉人(ジュビロ磐田)
    佐藤 寿人(名古屋グランパス)
    玉田 圭司(名古屋グランパス)

     柏木は12月で31歳となる今シーズンに、公式戦通算500試合出場。この中では勿論最年少。角田も開幕前は500試合未満でしたが、今シーズンのカップ戦出場で500試合に到達。上記メンバーで功労賞受賞が無かった場合は、本人の辞退かクラブの推薦が無かったということなので、その辺りは察した方が良いかなぁと…。



     そして、今シーズンのアウォーズでの功労賞受賞予想の前に、引退した選手の中で500試合以上に出場している選手を紹介。

    DF 加地 亮(ファジアーノ岡山
    経歴:C大阪→大分→FC東京→G大阪→チーヴァス(USA)
    個人賞受賞歴:優秀選手賞(07年)、ベストイレブン(06年)
    日本代表経歴:99年ワールドユース、04年・07年アジアカップ
           05年コンフェデ杯、06年ワールドカップ
    出場記録試合数:655

     文句無しで受賞に値すべき名選手だが、最近は関西ローカルの情報番組のスポーツコーナーでやりたい放題している。引退後は夫婦で経営しているサロンとカフェのお手伝いに奮闘。


    MF 羽生直剛(ジェフユナイテッド千葉・市原
    経歴:千葉→FC東京→甲府→FC東京
    日本代表経歴:07年アジアカップ
    出場記録試合数:575

     オシムの申し子。エジルの兄。縦横無尽にピッチを駆け回り、千葉のタイトル獲得に大きく貢献。現在はFC東京の強化部スカウトに就任。


    MF 石原 克哉(ヴァンフォーレ甲府
    経歴:順天堂大学
    出場記録試合数:516(大学在籍時除く)

     ミスター・ヴァンフォーレ。資金力が無い影響で、入れ替えが激しいチームの中で、500試合越えは快挙とも言える。現在は同クラブのアンバサダーに就任。

    FW 坂田 大輔(アビスパ福岡
    経歴:横浜FM→アリス(ギリシャ)→FC東京
    個人受賞歴:フェアプレー賞(07年)
    日本代表経歴:03年ワールドユース
    出場記録試合数:553

     サンキューでおなじみ。怪我で欧州移籍が1度なくなったというが、それでもスピード系の選手でこれだけ出場を重ねたのは凄い。


     ここまでが500試合以上の出場を重ねた偉人。では500試合未満の選手からの選出は?となると、以下3人までは可能性がありかなぁと。


    GK 藤ヶ谷 陽介(ガンバ大阪
    経歴:札幌→G大阪→磐田
    日本代表経歴:ワールドユース代表(01年)
    合計出場試合数:469

     ガンバ黄金期を最後方から支えた。晩年は東口順昭のバックアップとしてチームを支えた。現在は同クラブのジュニアユースGKコーチに就任。


    MF 石川 直宏(FC東京
    経歴:横浜FM
    個人受賞歴:優秀選手賞(03年)、フェアプレー賞(03年)ベストイレブン(09年)
    日本代表経歴:ワールドユース代表(01年)、アテネ五輪代表(04年)
    合計出場試合数:413

     東京のスピードスター。最後まで怪我に苦しみましたが、FC東京のJ1定着及びタイトル獲得に大きく貢献。出場試合数は満たしませんでしたが、受賞は間違いないでしょう。現在はFC東京クラブコミュニケーター及び、JFA不服申立委員会委員として働きながら、ワールドカップでは解説者として活躍。


    MF 本間 勲(アルビレックス新潟
    経歴:新潟→栃木SC
    合計出場試合数:461

     ミスター・アルビレックス。新潟のJ1昇格、定着に大きく貢献したボランチ。現在は同クラブのアカデミーコーチとして活躍。先日は引退試合も行った。


    その他、昨シーズンに現役を引退した主な選手(太文字は400試合以上出場)
    GK 高木 義成(FC岐阜) 
    GK 相澤 貴志(徳島)
    DF 村上 佑介(長崎)
    DF 石川 竜也(山形)
    DF 大久保 裕樹(千葉)
    DF 小宮山 尊信(横浜FC)
    DF 深谷 友基(愛媛FC)
    DF 盛田 剛平(群馬)
    DF 山形 辰徳(富山)
    DF 前田 和哉(北九州)
    DF 西嶋 弘之(北九州)
    DF 上本 大海(鹿児島)
    MF 中後 雅喜(東京V)
    MF 高木 純平(東京V)
    MF 武井 択也(松本山雅FC)
    MF 秋葉 勝(金沢)
    MF 濱田 武(徳島)
    MF 杉山 浩太(清水)
    MF 岡本 賢明(熊本)
    MF 菅沼 実(熊本)
    MF 渡辺 匠(福島)
    MF 片岡 洋介(鳥取)
    FW 平本 一樹(東京V)
    FW  荒田 智之(長野)
    FW 小松 塁(北九州) 


     今シーズンは基準を満たしている選手が既に4人いるので、石川直宏以外は厳しいかなぁとも思っているんですが、後はプッシュするクラブ次第なのかもしれませんね。加地、石川ナオ、羽生とFC東京色が強くなりそうな気もします。

    ということで、いよいよ明日はJ1後半戦スタートの幕開けとなる、天皇杯3回戦。ほとんどのチームが過密日程になるので、ベテラン選手の奮闘にも注目しましょう。あとJ2、J3チームは時間あれば調べてみます。


     ちなみにですが、セレッソ大阪からは茂庭照幸が500試合以上を記録。モリシは首の事情もあって、あのような形でしか送り出せませんでしたけど、モニさんがいつか引退する時には、引退試合やりたいですなぁ。