年間通しての課題だったセットプレーを改善することが出来ず、今日まで試合を消化したが、やはり今節もセットプレーから先制点を奪われた。
今節のように、攻守のバランスを崩してでも得点を奪いに行った結果、流れの中でゴールを奪われることはあるにせよ、バランスを保ったまま崩されるシーンというのは9月以降少なかっただけに、尚の事セットプレーが目立ってしまった。
ただし、何も対策をしていないという訳ではなく、マンマークの優先順位を変えたり、ストーンの位置も試合ごとに対応していたりと、改善しようとはしていたが、それでも1部と2部の差を最も感じさせられた部分ではある。
昇格を果たした17年シーズンも、ディフェンス面では課題を残す試合が多く、失点数もリーグ4位と、ずば抜けて良い数字ではなかったと言われればそれまでだが…。
総括…という訳ではないけど、最終節を前にした今シーズンのおさらいと、残り1試合をどう今後に生かすか?という事を…。
・プランよりも早かった昇格
宮本功氏もおっしゃっていたのだが、数年前までのプランでは今年、あるいは来年の1部挑戦を見越してチームを立ち上げ、強化していたが、これが数年早く昇格することが出来た。その数年前には2部でも全く歯が立たなかった選手達なので、僕自身も彼女達の成長には驚いているところはある。クラブ・チーム全体での準備不足だったところは、目に見えないところであったかもしれない。『いつ1部に上がっても結果が出るようにすべきだった。』という声も(聞いたことは無いが、そういう人もいるとして…)、有料試合を開催している以上、エンターテイメント性も伴う必要がある。という側面から見れば、そのような意見が上がること自体は、何も問題は無いし、議論の1つとしては必要なことだとは思う。問題はそこからどう進めていくかなんだが…。
運営含めて各分野での反省材料はあるだろうが、少なくともチーム(現場スタッフ・コーチ、プレーヤー)が自分達に求める基準点は高くなっているはず。
これはレディース、ガールズ含めてになるが、4期生・5期生以下のプレーヤーは、公式戦に絡み出した頃には、ある程度チームとしての土台が出来ていたところだったので、リーグ戦で結果が出ないことを、あまり経験していなかった。今年経験したことが同年代、あるいはもっと低いカテゴリーならば、得るものは『負け癖』しかないが、最年長21歳のチームが経験したのは国内の1部。最年長が19歳で、中学生達がセンターラインを固めることもザラだったガールズが挑み、見事に残留を果たしたカテゴリーは3部。クラブとしては早過ぎたかもしれないが、間違いなく財産になった。いや、まだ財産にはなっていない。財産、糧、屈辱、思い出etc…。これをどう今後に生かすか、色々な意味で楽しみではある。
・選手層の底上げ
少し話を戻す。元々の課題だったディフェンス面だが、1部と2部では全くGK、DFライン(特にサイドバック)の質が違うというのは、かなり勉強になった。ただセレッソのDFラインは、数自体が少ない。開幕当初、そしてシーズン終盤とセンターバックの松原優菜が怪我で離脱すると、本来は中盤のフィルターとして起用したい脇阪、U-20W杯で知名度を上げた宝田のどちらかをセンターバックで起用せざるを得ない状況であった。、ガールズの昇格が重なったとはいえ、大きな問題点のままシーズンを戦うことになった。またリザーブに入る田畑も今年16歳になったセンターバック、またガールズ兼務になるなので、おそらく本人もフィジカル、メンタルともに難しさがあっただろう。これはある程度想定していたが、ボールを強く蹴るということを含めた、フィジカル精度ということも、課題として明白になった。ボディコンタクトは仕方ないにせよ、パス、シュート、ゴールキック、クロスなど、標的までボールが届いていない。距離は出ているがスピードが無い。といったフィジカル精度も見劣りするところはあった。
これを来年2部という舞台で1部仕様へと移さなければ、再度昇格した際もまた苦しんでしまう。贅沢を言えばチャレンジリーグで2部仕様のフィジカルを…と言いたいが、経験していない事を求めるのはナンセンス。
来年もカテゴリーこそ変わるものの、試合数は変わらない。むしろ昨シーズンとは違い、戦う相手のモチベーションや取り巻く環境も変わってくる。クラブ申請制度(チーム全体がセレッソの2種登録選手になったと書けば分かりやすいか?)で、セレッソは南津守を練習拠点とし、近年全国大会でも結果を残している大阪学芸高校女子サッカー部を登録。当然サッカー部としての活動が優先されるので、セレッソで活動するとなっても制限はあるが、今までとは違った面での、育成型クラブとしての強化を図ることが出来る。
プレーヤーが多ければ良いってことでは無いし、むしろそのような環境は絶対に作ってはいけないが、少なくとも竹花さん、岡本さんという2人の監督が、ある程度怪我人が出ても、対応出来る数(質は後から伴ってくると期待)は、今後の課題の一つとなった。特にセンターラインは尚更だ。現在の中学1年生は面白い選手が多く感じたので、個人的には来年のガールズにはそれなりの数が絡んでくると期待している。
・来週、19年元日までの希望
皇后杯を除くと、残り試合は次節ベレーザ戦を残すのみ。前回対戦した開幕戦の印象は…『雪』。何が春分の日だよブッ〇すぞっていうアレですね。来シーズン、0からスタートする必要はないし、今後は今までと違った、巧者な立ち振る舞いも覚えていかないといけないので、積み重ねが必要不可欠なシーズンになる。それは今年主力で戦った選手には、1人のプレーヤーとして、求められるべき姿である。ただそれはあくまで来シーズンの話。もちろん18年シーズンはまだ続いている。
幸いにも(?)、トップチームの試合が無く、またSOCIO、PASSPORT、ハナサカクラブ会員(つまりほとんどのセレッソサポーター)の招待デーをヤンマー長居で開催するので、いつもより観客は多い。また相手は絶対的女王・ベレーザ。
ここまで『失うものなんて全く無い試合』も珍しいし、少なくとも来週ピッチに立つ選手からすると、そういう試合はもう一生来ない。言うならば、弱者の卒業式でもある訳。
なでしこ1部をここまで戦い抜いたスタッフ、選手に最大限の敬意と拍手を贈るべき舞台(ヤンマー長居)、リスタートの舞台として、11月3日はしっかりと爪痕を残して欲しい。
・最後に…
今シーズンもたくさんの方にお世話になりましたことを、このような場からですが、御礼申上げます…という挨拶は年末にするとして、最終節は資格の試験の為、到着時刻がK.Oギリであることを先にお知らせ致します。
まぁしかし、悔しいな。
確実にチームとしても、個々としても成長の軌跡は示せているので。
少し気は早いけど来年の話。まぁこれはレディース・ガールズに限らずU-23、学生サッカーにも通じるは話なんですけど。
長居球技場(キンチョウスタジアム)改修工事に加え、来年はJ-GREEN堺がラグビーW杯キャンプ地に内定した為、今シーズン以上に長居・J-GREEN堺以外の開催が増えそう。っていうか、間違いなく増える。
レディース、ガールズは南津守という選択肢はあるけど、芝の状態を考慮すると極力回数減らしたい。ただ場所はあるだけマシ…といったところでU-23がどうなるかという…。
レディースに限って言えば、女子サッカー不毛の地状態の奈良県開催での盛り上がりにはそれなりの面白さを感じたし、同じく不毛な地とも言える滋賀県開催も成功だったようなので、J-GREEN堺の使用が限られる来年に、そのような地でセレッソレディースを普及するという意味合いを込めて、近畿地方での開催を活用するのも有りなんじゃないかなぁと、思ったシーズンではありました。何度も何か月も続くのはちょっと違うけどね。
シーズン統括はまた11月下旬、もしくは12月にトップと同じタイミングくらいで出来れば。