2018年11月21日水曜日

セレッソ大阪18年シーズン総括 Part1

 残り2節を残してますが、11月下旬なので報道等で様々な去就が騒がれてくると思うので、その前に18年シーズンのポジション別総括と、来季の展望などを、このタイミングで、少しずつしていきたいと思います。

 チーム総括は横浜FM戦後にするとして、まずはポジション別総括。GK、DFライン。



期限付き移籍
A契約
外国人枠・アジア枠・提携国枠
B契約・C契約
下部組織出身

※年齢は2020年4月1日の年齢

ゴールキーパー
契約選手 加入年 年齢 前所属 18年戦力
圍 謙太朗 2017 28 FC東京 主力
アン・ジュンス 2016 22 議政府FC.U-18 主力
丹野 研太 2014 33 大分トリニータ リザーブ
キム・ジンヒョン 2009 32 東国大学 主力
永石 拓海 2018 24 福岡大学 バックアップ
茂木 秀 2017 21 桐光学園高校 U-23主力
平均年齢   26.7    

 鹿児島ユナイテッドで出場機会を掴んだアン・ジュンスは、現在満20歳を迎えているので外国人枠に。鹿児島がJ2昇格を果たした場合、残留要請もあると予想される。セレッソ復帰よりも、鹿児島でもう1年出場機会を掴む方がベターか。
 J1昇格を逃したものの、正GKを掴んだ圍は、このまま完全移籍が有力と考えても良さそう。茂木秀も合計出場時間を考慮すると、来シーズンにはB契約に移行予定。永石拓海は出場時間をコントロールして、今シーズンはC契約のままシーズン終了を迎えることになるか。

 注目はFCソウルからオファーがあったものの、16年オフに契約延長したキム・ジンヒョン。2年契約を結んでいるならば、今シーズンで契約満了。ワールドカップを終え、次大会ではベテランの域。また母国メディアに対して、将来的なKリーグでのプレーを示唆した事もあるだけに、ある意味環境を変えるには最適のタイミング。ただしジンヒョンの推定年俸は約1億円。財政的に近い額を提示出来るクラブは全北現代FCしかいない。
 その全北現代も、GKにはアジア大会U-23韓国代表に選出された21歳のソン・ボムグンを正GKとして起用しているだけに、リーグ最高額となる大金を用意してまで、ジンヒョンの獲得に動くとは少し考えにくい。
 残りは前回獲得に動いたFCソウルだが、オフにオスマルやデヤン・ダミヤノヴィッチ、ユン・イルロクを放出し、監督であったファンセはシーズン途中辞任。数字を見る限り、28試合35失点よりも、31得点だった攻撃陣に資金を注ぎ込むかもしれない。



~19年構想~
 ジンヒョンの去就次第では、代表級のプレーヤーの獲得に動くことになる。またジンヒョン以外は守備範囲に難のある選手が揃っている。2ndGKの補強に動ける余裕があるならば動きたい。
 期限付き移籍中の2人だが、出場機会を考慮すると福岡、鹿児島から完全移籍もしくは期限付き移籍延長のオファーが届いているだろう。4人+U-18GK2名の計6名で2チーム運営は出来た。プロ契約5人は少し多いと感じたところもあるので、人数は現状でも良いのだが果たして。





3バック中央
契約選手  加入年  年齢前所属 18年戦力
山村 和也 2016 30 鹿島アントラーズ 主力
マテイ・ヨニッチ 2017 29 仁川ユナイテッドFC 主力
瀬古 歩夢 2018 19 セレッソ大阪U-18 U-23主力
平均年齢   26.0    

  3バック採用時。尹体制では今年の8月下旬~10月まで、また逃げ切り時に5バックを採用。



右センターバック
契約選手 加入年 年齢 前所属 18年戦力
庄司 朋乃也 2016 22 セレッソ大阪U-18 主力
茂庭 照幸 2016 38 バンコク・グラス バックアップ
マテイ・ヨニッチ 2017 29 仁川ユナイテッドFC 主力
瀬古 歩夢 2018 19 セレッソ大阪U-18 U-23主力
平均年齢   28.7    
2ndポジション  
藤本 康太 2005 33 熊本国府高校  
田中 裕介 2015 33 ウエスタンシドニー  
山下 達也 2012 32 コンサドーレ札幌  
片山 瑛一 2018 28 ファジアーノ岡山  
木本 恭生 2016 26 福岡大学  
森下 怜哉 2017 21 セレッソ大阪U-18  

 注目はツエーゲン金沢へ期限付き移籍中の庄司。金沢でJ2トップクラスのセンターバックに成長。ゾーンで守ることに対しては未知数ながらも、順調に成長。金沢は来季も戦力として残留要請をしているようだが果たして。不動のヨニッチも今季、もしくは来季で契約満了。パフォーマンスとしては相当な昇給が見込まれそう。
 3バック採用時は、4バックでは左に入る木本恭生が基本的には1stチョイス。



左センターバック
契約選手 加入年 年齢 前所属 18年戦力
藤本 康太 2005 33 熊本国府高校 バックアップ
山下 達也 2012 32 コンサドーレ札幌 主力
木本 恭生 2016 26 福岡大学 主力
森下 怜哉 2017 21 セレッソ大阪U-18 U-23主力
平均年齢   28.0    
2ndポジション  
茂庭 照幸 2016 38 バンコク・グラス  
オスマル 2018 31 FCソウル  
片山 瑛一 2018 28 ファジアーノ岡山  
瀬古 歩夢 2018 19 セレッソ大阪U-18  

 山下、木本がポジションを争ったが、3バック時にはオスマルが1stチョイス。U-23では森下が主戦だが、欠場時はツエーゲン金沢への加入が内定しているU-18の石尾が入る。


~19年構想~
 18年シーズン、8人(庄司、瀬古込み)で平均年齢26.5歳と書けば普通だが、21歳以下が3人居てこの数字だとするならば話は別。2チーム運営しているので、人の多さに関しては致し方ないところはあるが、30歳以上が3人、29歳が1人と、年代としてベテランが過剰であることは確か。

 その上でポジション編成。前述した通りJ2屈指のセンターバックへと成長した庄司だが、ユース在籍時も金沢でも、左でのプレーは無かったはず。ヨニッチが右専門のセンターバック。将来的なことを考慮しても、来季の所属チーム問わずに左センターバックとしても計算出来る選手になって欲しいところ。
 3バック採用や疲労もあってか、昨年よりも最終ラインが少し低いこともあり、あまり目立ちはしないが、スピードプレーヤーに強かった茂庭、山下、藤本の3人が、怪我の影響もあって、置き去りにされるシーンが徐々に増えてきた。木本もライン裏の処理は上手い訳ではないので、強いて挙げるなら、スピードのある選手と対等に勝負出来る選手が補強ポイントか。






右サイドバック
契約選手 加入年 年齢 前所属 18年戦力
酒本 憲幸 2003 35 初芝橋本高校 バックアップ
松田 陸 2016 28 FC東京 主力
片山 瑛一 2018 28 ファジアーノ岡山 バックアップ
沖野 将基 2015 23 セレッソ大阪U-18 U-23主力
大山 武蔵 2017 21 札幌大谷高校 U-23リザーブ
平均年齢   27.0    
2ndポジション  
田中 裕介 2015 33 ウエスタンシドニー  
森下 怜哉 2017 21 セレッソ大阪U-18  
喜田 陽 2018 19 セレッソ大阪U-18  

 今シーズン1stチョイスが27歳、2ndが32歳、3rdチョイスが27歳、4thが34歳。『右サイドバックにこれだけの選手いるの?』なんて問いはやめて欲しいし、右サイド専門の選手が4番手?なんて問いもやめて欲しい。

 ただ結果論で見れば、田中裕介が前半戦は長期離脱。その為片山瑛一が左サイドで起用されることも多かったこと+α日程を考慮すれば、これだけの選手を抱えてても、そこまで問題にはならなかった。ただそれでもバランスは凄く悪い。センターバック以上に改善必須。



右ウイングバック
契約選手 加入年 年齢 前所属 18年戦力
松田 陸 2016 28 FC東京 主力
片山 瑛一 2018 28 ファジアーノ岡山 バックアップ
酒本 憲幸 2003 35 初芝橋本高校 バックアップ
沖野 将基 2015 23 セレッソ大阪U-18 U-23主力
大山 武蔵 2017 21 札幌大谷高校 U-23リザーブ
平均年齢   27.0    
2ndポジション  
水沼 宏太 2017 30 FC東京  
高木 俊幸 2018 28 浦和レッズ  



~19年構想~
 18年シーズンより沖野がサイドアタッカーから本格的にコンバート。これが功を奏した形なのか、U-23ではスピードを生かしてのカウンターの武器となっている。ただ同タイプの松田陸が健在。沖野の去就次第ではU-23は大山が主軸に。
 身体能力が高い片山を今シーズン獲得したが、ボールを持った時の選択肢が少ない。強化部としては身体能力の高い選手を評価しているだけに、補強に関してもこの路線を継続していくことになりそうだが、即効性のある補強の必要性はあまり感じない。





左サイドバック
契約選手 加入年 年齢 前所属 18年戦力
田中 裕介 2015 33 ウエスタンシドニー リザーブ
丸橋 祐介 2009 29 セレッソ大阪U-18 主力
舩木 翔 2017 21 セレッソ大阪U-18 U-23主力
平均年齢   27.7    
2ndポジション  
片山 瑛一 2018 28 ファジアーノ岡山  
オスマル 2018 31 FCソウル  
秋山 大地 2013 24 セレッソ大阪U-18  
喜田 陽 2018 19 セレッソ大阪U-18  

 前半戦は田中裕介が負傷で長期離脱していた為、丸橋欠場時は舩木翔、片山瑛一が担当。舩木はキック精度の高さは随所に証明出来たが、丸橋を脅かす存在には程遠く、片山は守備は丸橋以上の対人の強さを持つが、ボールを持った際の選択肢は右に入った時以上に少ない。



左ウイングバック
契約選手 加入年 年齢 前所属 18年戦力
田中 裕介 2015 33 ウエスタンシドニー リザーブ
丸橋 祐介 2009 29 セレッソ大阪U-18 主力
舩木 翔 2017 21 セレッソ大阪U-18 U-23主力
平均年齢   27.7    
2ndポジション  
片山 瑛一 2018 28 ファジアーノ岡山  
高木 俊幸 2018 28 浦和レッズ  

 ターンオーバーで挑んだ試合以外のほとんどを丸橋が担当。


~19年構想~
 昨シーズン安在和樹が獲得候補に挙がっていたが、片山を補強し田中裕介を左で計算したことで数を確保。丸橋がいる以上、有望な生粋の左SBにオファーを出しても断られる予想もでき、そのような状況から良い補強が出来るかとなると、それなりの高いハードルを超える必要性はある。舩木の飛躍に期待したい。

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